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症例の鍼灸院:はりきゅう那須院

フライパンを振ると肘が痛い

   

フライパンを振ると肘が痛い

症状

鍼灸の症例「フライパンを振ると肘が痛い」(JR総武線 平井駅)

3.4日前から仕事中に左肘の外側と真ん中あたりが痛くなった。仕事は調理師。フライパンを振る時や大きな鍋(寸胴)を持ち上げる時にズキっと痛みが走る。
ここ数週間は仕込みの仕事が忙しく、たくさん野菜を切る作業や力を入れて鍋をかき混ぜたりしたのが関係しているかもしれない。
仕事をしていると肘の痛みが腕にのぼってくる感じがする。左腕がカチッとして動かしにくい感じがある。
仕事を休まなければならなくなると困るので何とかしたいと来院。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2018年5月 ~ 2018年6月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    7回

施術と経過

痛みの箇所は肘の内側で尺側(小指側)、上腕骨内側上顆付近に集中していた。左手首は手術歴があり背屈の角度が悪い。
腕の使いすぎに関係のある首のツボと、前腕のツボのツボに硬結があったため刺鍼点とする。
手首の動きをしなやかにする目的で肩のツボと背中のツボにも鍼を行った。
3回目 肘の痛み、腕の痛みは初回の半分ほどに軽減。腕に関係する肩甲骨のツボにも硬結がみられたので追加。
5回目 肘の痛みは7割まで軽減。今日は仕事が忙しくてずっとフライパンを振っていたが悪化しなかった。とのこと。
7回目 肘、腕ともに痛みも動きもなくなり仕事も問題なくこなせるようなったとのことで、念のため前回と同様の施術をし終了とする。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

肘の内側の痛みは、手首の使い過ぎに起因する「上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)」と症状が似ていた。ご本人は病院での診断を受けていないので病名はわからないが、手首の動きをよくする施術を行った。
調理の仕事が普段より忙しい状態が続いたため、古傷のあった手首への負担が多くかかりすぎてしまったと推測できる。
手首がしなやかに動けば、肘の状態も改善する。
仕事への影響を考えて、短期間に集中して通院したのが早期改善につながった。

担当スタッフ

那須あゆ美

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