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【鍼灸がなぜ??】便秘症を劇的に改善できるのか

便秘症とは?

便秘症とは、3日以上がお通じがない状態をいいます。その他にも便の量が少なかったり、排便後にスッキリせず、お腹の張り感や残便感がある場合も便秘症と言えます。

腸に便が長期間たまってしまうと腹痛や吐き気、食欲不振といった症状があらわれます。また、交感神経が優位に働き、イライラしやすくなったり、肌荒れなど様々な不調を引き起こしてしますのです。

病院での一般的な対処法

食事療法や運動療法、生活習慣の指導があります。

それでも改善がみられない場合に下剤や浣腸などの薬物療法が行われます。

 

ですが、このような対処法でも改善されない人が多くいます。では、それはなぜなのでしょうか?

なぜなら便秘症の本当の原因は、腸の動きの悪さにあるからです。

「便秘は、自然排便を起こさせる脳の回路が壊れて、腸がうまく働かないことでおこります」

 

排便するメカニズムにおいて「腸と脳」は切っても切り離せない関係にあります。

腸に便がたまると、腸の内圧が上昇し、その情報が脳に連絡され、人は便意を感じます。平行して脳は自律神経に命令を出して、腸を活発に動くことで肛門まで便が運ばれ、肛門周囲の筋肉を緩め腹圧をさげます。そこで、意識的にいきむことで体外に便が排出されるのです。

つまり、このような神経回路の伝達が的確におこなわれることが重要になります。

腸の情報が脳に上がり、脳から腸に命令がしっかりと伝わることが必要なのです。

 

薬物療法や食事療法、運動療法を行っても改善しない便秘症は、このような自然排便を起こさせる脳の「回路」がうまく働かなくなってしまった為と考えられます。また、動きが悪くなる部分の腹部は硬く緊張し、更に腸の動きを妨げてしまいます。

 

最初は、ちょっとしたストレスや食生活・生活リズムの乱れが原因でおこり、頻回に薬で刺激して排便をおこさせることで自然排便の「回路」が壊れてしまい自力での排便が難しくなってしまうのです。

では、なぜ鍼灸で便秘症は改善できるのか?

鍼灸は、”体性-内臓反射”作用により、脳の回路を再生し、動きが悪くなっている腸の働きを活発にすることができます。

はり施術をツボと呼ばれるポイントにすることで、その刺激が体性神経をかいして脳に伝わり、反応した脳が自律神経を調整することで腸の働きが改善されます。

また、同時にお腹の緊張が緩むことで腸への血流がよくなり、腸が円滑に動きはじめます。

 

そうすることで、自然排便が行われるようになり、脳の「排便回路」が再生し、便秘が改善されるのです。

施術では、お腹の緊張をヒントに全身を診てどのポイントに、はり施術を行うか決めていきます。

全身の中から原因を探し、その原因点(ツボ)に、はり施術をします。使うツボは、主に手、足、背中で鍼は少ない本数で3~7本です。はり施術が苦手でも抵抗なく治療が受けられます。

 

もし、食事や生活習慣を改善しても便秘が改善されない方は、鍼灸を選択肢にいれてみてはいかがでしょうか?

 

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