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生理痛を解決するために、鍼灸師が見ているところ。

4人に1人は悩む生理痛

女性労働協会の調査によると、16-50歳の女性の4人に1人が生理痛に悩んでいます。

下腹部痛や、頭痛、腰痛、吐き気、イライラなど身体の症状もつらいし、それによって、仕事や家事ができなくなって、予定が崩れていくのも、現代の忙しい女性にとって大きな負担になりますね。

1回の生理痛が3日として、1年だと1ヶ月は辛い時間となる計算です。生理痛がある方、ない方では人生が全く違ってくるのではないかと思います。

今回は、生理痛の原因と、西洋医学と鍼灸の生理痛の見方の違いについてお伝えします。

病院では炯然できない生理痛でも、見方を変えると解決の糸口が見つかることも少なくありません。

自分にあった解決法を見つけて、生理痛のない元気な毎日が送れたらいいですね。

生理痛ってどんな症状?

生理痛とは、生理前や生理時に、下腹部痛、腰痛、頭痛,吐き気、倦怠感、下痢や便秘、気分の浮き沈みなどの症状が起こることを指します。

生理痛の原因は大きく2つに分けられます。

子宮内膜症子宮腺筋症子宮筋腫子宮奇形子宮内膜ポリープなど病気が原因で生理痛が重い場合と、病気はないが、冷えや血行不良、ホルモンや、ストレスなどが原因で生理痛が重い場合があります。

薬を飲むような、飲んでもつらい痛みが毎月続く場合は、病気ではない事を確認するために、病院に行ってみるといいと思います。

病院では、問診、内診、エコー検査、腫瘍マーカー検査(内膜症の有無を調べる血液検査)で、大きな病気がないかを調べ、

病気が見つかった場合、多くは閉経で改善されるため、薬物療法で上手に付き合っていく事が一般的です。

病気が見つからない場合、鎮痛剤やピルなどの対処療法になります。

鍼灸師は生理痛だとここを診る

鍼灸と西洋医学の生理痛治療の見方は、大きな違いが2つあります。

わたしたち鍼灸師は、身体全体を診ていきますが、西洋医学は痛みのある部位を診察します。

わたしたち鍼灸師は、身体の緊張を探しますが、西洋医学では、わたしたちの探している身体の緊張を計測する機械はありません。

その違いで、鍼灸師は病院では分からない、原因のない=病気はない重い生理痛に対処する事が出来ます。

病気がなく生理痛が重い場合、腹部の緊張が症状を引き起こしている事が多いです。

腹部が緊張していると下腹部痛や、下痢・便秘、吐き気などを引き起こし、腹部が緊張すると背中や腰も緊張し、さらに首肩を緊張させ、腰痛・頭痛なども引き起こしていきます。

硬く緊張している腹部がやわらかくなることで改善していく例が多数あります。

一つの腹部の緊張が「頭痛、肩こり、下腹部痛」の3つの症状を起こしている場合もあり、その場合は1つのツボで緩和されます。

セルフチェックとして、おへその下10cmぐらいを軽く手のひら全体で左右に大きく押してみて「嫌な感じ」がすることがあれば、それが生理痛を引き起こしているお腹の緊張の可能性があります。

病院に鍼が総合医療で取り入れられた理由

他のマッサージや、整体などに比べ、鍼灸が優れている点は、どのツボに鍼をすれば、ピンポイントでどこの緊張が緩むとわかっているため、数本の治療になり、身体の負担が少なく、副作用などがないこと、短時間で済むことが特徴です。

その効果が認められ、最近、病院で統合医療として取り入れられはじめました。

生理痛がつらいとき、鍼灸はとても有効な選択枝の1つになります。

目の症状

皮膚の症状

顔面の症状

妊娠中の症状

不定愁訴

口内・口唇の症状

自律神経の症状

アレルギー

神経の症状

関節・筋肉の症状

女性の症状

胸・腹の症状

頭の症状

耳の症状

頭部

顔面部

頚部

肩上部

上腕部

前腕部

手部

手掌部

胸部

肩甲部

腹部

背部

腰部

臀部

大腿部

下腿部

足部

足底部