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症例の鍼灸院:ゐろは鍼漢院

1年以上正座ができない膝の痛み

   

1年以上正座ができない膝の痛み

症状

鍼灸の症例「1年以上正座ができない膝の痛み」(我孫子駅)

一年前に踊りの稽古の最中に膝を痛めた。

それから、膝を曲げると、膝のお皿周辺と太ももの内側、膝裏~ふくらはぎにかけて痛み走る。

そのため、正座ができない。

  • 来院者

    女性

    60 代

  • 期間

    2019年4月 ~ 2019年6月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    11回~15回

施術と経過

初回)膝全体の痛みを緩和する目的で、膝の動きと連動している臀部、背中、腰の反応点をさがし、鍼を打つ。

帰り際、ベッドから待合室まで歩行時すこし、足取りが軽くなる。

2~5回目)初診と同じ施術を繰り返したところ、5分程度だが、正座ができるようになった。

6回目)5回目以降、ふくらはぎの痛み、違和感は消失。膝裏と太ももの痛みは残るが初回施術前と比べて、7割方軽減。

1年以上中止していた、登山を行い、2万歩以上歩く事ができた。それでも、まだ正座は怖くて、10分以上できない。

7~8回目)6回目以後、施術直後は軽いが、残り3割の痛みと違和感が残る。
     
左足首が右足に比べて硬いことに注目し、初診時から継続している施術に加え、左足首の柔軟性を増すように足の指の間に鍼を行う。

8回目の施術後、正座が以前より、楽にできるようになったので、2時間ほど、書き物をしたところ、痛みがぶり返した。

9回目)左膝に少し熱をもっていることを確認し、8回目までの施術に炎症を収める処置を加える

10回~12回目)9回目の施術以降、正座を長時間でしないように気をつけているが、20分程度なら、正座をしても痛みが再燃しないということで、本人の希望を受け施術を終了とした。

使用したツボ

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まとめ

膝周辺の症状を緩和するために、膝と関連性の高い腰と臀部を中心に施術を行い一定の改善がみられたが、その後、足首の硬さを緩和する処置を加えることがで、さらなる改善が見られた症例。

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