症状

来院3日前、突然めまいを発症。
起床しようするとグルグルと回ってしまい、まともに起き上がれない。
前夜、今まで感じたことのない頚のコリによるつらさを感じて、
「そのコリからめまいが来ているのではないか」と本人は考えていた。
来院時は、歩く際のフラフラとするめまいがある、仰向けで寝るとグルグル回る、右側を下にして横になると床に身体が引っ張られるような感覚がして気持ちが悪い、耳鳴りが一日中している状態であった。
初診の10日後にはヨーロッパ旅行を控えており、即効性を期待して来院された。

施術と経過

初診
頚肩背中の緊張が強かった。特に左頚、後頭部の緊張、左右差が強い。
頚を緩めるために手、腕のツボに鍼をして初回は終了。
2回目
改善傾向だが上を向くと後ろへ引っ張られるめまいが出る。
「初回に訴えた頚のコリはもう気にならない」との事だったので、触診で反応を拾った後頭部のコリを取り除いた。
3回目
「８割良くなっている」上を向くと軽くクラッとする程度。頚の筋肉を緩めるために手のツボを使った。
後日、ヨーロッパ旅行の際、めまいは一切出ずに過ごせたことを確認。
状態が安定していたため終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 合谷 LR
• 曲池 LR
• 後谿 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

めまいは頚肩こりを取り除くことで改善される場合が多い。
この場合は通院ペースを詰めた事で一気に改善させることができた。
 

担当スタッフ

浦井百合

症例の鍼灸院：はりきゅうルーム カポス