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症例の鍼灸院:はりきゅうroom タスケ

口を開ける時「カクッ」と音が鳴り開けづらい

   

口を開ける時「カクッ」と音が鳴り開けづらい

症状

鍼灸の症例「口を開ける時「カクッ」と音が鳴り開けづらい」(JR千里丘駅/大阪府吹田市)

以前から顎に違和感を抱えており、口が開けられない程ひどくなったり、良くなったりを繰り返している。マウスピースを4年前から試しているが改善されていない。
今年に入って、口を開ける度に「カクッ」と音が鳴るようになった。食事中、一緒にいる人にも聞こえる程の大きな音が鳴る。
来院3日前から、左顎が何もしていなくても痛むようになった。口を開けるにも、引っかりがありスムーズに開けられない。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2020年8月 ~ 2020年8月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    3回

施術と経過

顎関節に触れると、左側の隙間が詰まった感じがあった。手首のツボに鍼をすると、詰まり感が取れて口を大きく開けやすくなった。しかし、口を開ける度に「カクッ」と聞こえる程の顎関節雑音が出る。肩甲骨内縁にコリ感があったため、緩める目的で腰のツボに鍼を行ったところ、直後には口を開けても音が聞こえなくなった。
2回目、初回施術後の翌日から口を開けるのが楽に感じる。食事中、右で噛むと左顎が痛むということで、手のツボを追加した。
3回目、食事中も左顎の痛みを感じなくなった。顎関節雑音も気にならなくなった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

患者には「くいしばり癖」があることが初回の話で分かっていた。くいしばりの直接の原因は、肩甲骨周辺のコリにあると判断した。肩甲骨と顎関節の関係が深いことから症状との関連があると考え、腰のツボから肩甲骨のコリを緩めるように働きかけた。肩甲骨から顎関節までがしっかりと緩んだことで症状は改善された。

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