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症例の鍼灸院:はりきゅうroom タスケ

大きくアクビをすると左顎が痛む

   

大きくアクビをすると左顎が痛む

症状

鍼灸の症例「大きくアクビをすると左顎が痛む」(JR千里丘駅/大阪府吹田市)

1年前、登山中に左足を骨折。その数ヶ月後から顎に違和感が出始め、口を大きく開ける(アクビをする)と左顎が痛む。歯科クリニックで噛み合わせを指摘され歯を削るが、変化を感じられなかった。その後、口腔外科を受診しても改善されず、1ヶ月前から肩と背中の重だるさが強く出始める。
20代の頃に「顎関節症」と診断され、その時はマウスピースで改善した。
今回もマウスピースで対処していたが改善傾向になく、インターネットで当院のサイトを見て来院された。
歯ぎしり・食いしばりもあり、マウスピースの左側が大きくすり減っていると話してくれた。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2017年12月 ~ 2018年1月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    5回

施術と経過

とくに左側の肩と背中に強い重だるさを感じることから、顎関節症の方に共通する特定のコリを探した。すると、左の肩甲骨と背骨に顕著なコリがみつかる。歯ぎしりに関係のあるツボと顎関節を緩めるツボを使った。直後、顎と背中の症状が来院時より軽くなる。
3回の施術で顎の症状は半分以上改善。肩も楽になったが、左背部の重ダルさが強く感じるようになる。背部を緩める目的で手のツボを使った。
5回の施術で顎と背部の症状をほとんど感じなくなったので終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

1年前の骨折後から症状が出始めたことを考えると、何らかの関係がありそうだ。「骨折」という外的ストレスと、職場・家庭の精神的な内的ストレスが歯ぎしり・食いしばり起こさせ、顎の違和感にまで繋がったと考える。
同時に、顎関節と肩甲骨・背骨とは密接な関係があることから、同側の肩や背中にまで強い緊張を引き起こしていたと考えられる。

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