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症例の鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

1分おきに後頭部が痛む

   

1分おきに後頭部が痛む

症状

鍼灸の症例「1分おきに後頭部が痛む」(JR品川駅/東京都品川区)

4日前、起床時、前ぶれもなく左後頭部に「グーッ」と痛みが起きた。1分ごとに3〜4秒間痛みが続いている状態。ロキソニンを飲んで様子を見ていたが痛みは消えなかった。
2日後、頭痛クリニックを受診。「偏頭痛」と診断される。マクサルトを処方されて服用するも、痛みは引かなかった。
そこから2日後、「偏頭痛ではなく後頭神経痛ではないか」と考え、ウェブサイトに後頭神経痛に関する情報が詳しく載っている当院を選び予約した。
来院時には、左後頭部痛の他に「左目がまぶしくて開けられない」、「まぶたの重さ」という症状も伴っていた。

  • 来院者

    男性

    20 代

  • 期間

    2017年2月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    3回

施術と経過

問診で、週3日・数時間トロンボーンの練習をしていることがわかった。
症状のある左後頭部周囲とその関連部位を触診した。すると、左の頚の筋肉が過緊張を起こしていることがわかった。
手や肘の疲労が原因となっていると考え、肘のツボを用いて頚の筋肉の緊張を緩めた。
初回の施術で痛みの程度・頻度が順調に軽減したため、2回目の施術も同様に行った。
痛みが消失したため、3回目の施術で終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

後頭神経痛は突然始まると言われているが、実際には何かしらの前触れがある。
この症例でも、問診と触診によって関連を探すとトロンボーンの練習が浮かんできた。
トロンボーンは重量約2~2.5Kg。左肩に乗せ、左肘を曲げた姿勢で支えて演奏する楽器。長時間演奏していれば左肘、左肩に相当な負担がかかるであろう。
蓄積した左肘の疲労が頚の筋肉の過緊張を生み、後頭神経痛を引き起こしていたと考えられる。

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